環境にやさしい、江戸の暮らし

地球に優しい暮らし

子どもの本のコーナーで、こんな本を読むようになって、

江戸時代の暮らしに興味があります。

一番のお気に入りは、第2巻で、暮らしの中で見習いたい

物を最初から最後まで有効に使えるようにする方法が

たくさん書いてありました。

物を大切にする暮らし

江戸時代の江戸の町は、人口も100万人を超える大きな都市でしたが、

徹底したリサイクルが行われていて、修理や回収の仕事をする人が大勢おり、

ゴミの処理に困る事はなかったそうです。

リサイクルをするのは、あたりまえすぎるほどあたりまえだったので、

”リサイクル”という意味の日本語の単語も無いのだそうです。

江戸の町をまわっていた修理屋

江戸の人たちが買った物は、修理しながら長く使うのが

普通だったので、修理するたくさんの職人が、修理道具を担いで

町中を歩いてまわっていたそうです。

ちょうちんや、かさの紙をはりかえる「ちょうちんはりかえ屋」

げたの歯を入れかえる「げたの歯入れ屋」

包丁をとぐ「とぎ屋」

穴のあいた鍋や釜を直す「いかけ屋」

われた瀬戸物をなおす「焼きつぎ屋」

おけの”たが”をしめなおす「たが屋」

等がいたそうです。

循環する素材

わらの循環

お米を収穫した後のわら

→ほうき・縄・わらじ等様々な生活用品、

 肥料、まきに火を付けるたきつけにもなる

→燃やした後は灰に

→灰もいい肥料になり、再び稲を育てる

 (灰は洗剤としても使われた)

私も今、畑の緑肥として、エンバクをたくさん育てているので、

それをわらのように組んで、何か道具を作るのもいいと思いました。

着物の循環

麻や綿・カイコから絹糸をとる

→布を織る

→お金持ちは反物を買い、仕立てる

→古着や等で売られ、庶民が買う

→仕立て直して子や孫が着る

→布団の生地などにする

→おむつや雑巾になる

→かまどの燃料になる

→灰は綿・麻・桑の肥料になる

現代のように、要らなくなったらゴミになるのではなく、

きちんと使い終わった後も、灰や肥料として使えて、

きれいに循環している事に憧れます。

物を大切にする暮らし

江戸時代の日本では、あらゆる物を、人の手を使って作っていました。

手作りでは、必要な量を作るのがやっとで、余るほど作る事はできません。

数が少なければ、どんな品物も貴重です。

使い古した物でもリサイクルに出せば売れるので、

簡単に捨てたりはしなかったそうです。

見習いたい省エネな暮らし

・少ない物なら、小さな長屋でも家族で十分快適に暮らせる

・日が登っている間に活動して、日が沈むと休む

・歩いて移動する

こんな風に暮らせたら、環境にも優しいんだろうな。

現代社会の便利さも受け取りつつ、江戸時代の暮らしも参考にして、

なるべく環境に優しく暮らしたいです。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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